勉強方法論II

これから受験勉強を始める人に

■考える前に手をつけるな

これから勉強を始めようというとき、みなさんは何から始めるでしょうか。苦手科目の教科書を開くでしょうか。それとも本屋にいって参考書を選ぶでしょうか。

考える前に行動しようとしていたひとは、ちょっと待ってください。考える前に行動すると、時間を無駄にしてしまうことがあります。これは問題を解くときにも当てはまりますね。全体を見渡してから、行動しましょう。

■自力で計画を立てて頑張りたいひと
(0、受験校探しについてはこちら)

1、自分の実力を知る
  まずは、自分の実力を知りましょう。現時点での志望校の過去問*1の大問をどれかひとつ解いてみてください(たとえばこの下をクリック)。

  実力を知るというのは、偏差値を見ろ、ということではありません。もっと具体的に実力を計る必要があるのです。十分もあれば充分です。うまい。
  あ、これは解けないという前提ですのでご心配なく。手が止まってしまったらそこでやめてください。

2、何を知っていれば解けたのか

  重要なのはここからです。手が止まった部分や間違えた部分で、何を知っていれば解けたのかを考えるのです。
  数学で言えば、さっぱり手が動かないのか、とある公式を知らなかったのか、言われてみればそうだけどそんな発想ねえよ怒、なのか。
  英語で言えばあんな単語を知らなかったのか、単語はわかるけど文章が長すぎてよみ進めるうちに段々ワケわかんなくなってきたのか。
  暗記系で言えば、順番を覚えていなかったのか、基本的な用語をしらなかったのか、いやいやそんなマイナーな用語しらないよ怒、なのか。

こうして、自分が出来なかった原因を分析しましょう。それをノートに記録しておいてください。記録を基に今後の方針を考えましょう。

■一切全くとけなかった人
もっと易しい問題を解いてみましょう。

■何を読めば解けたのか―1つの本屋にある参考書からえらぶ

  知っていれば解けたという知識や解き方が、どんな参考書*2に載っているのかを探しましょう。すこし大きめの本屋に行ってみて下さい。
  ここで大切なのはただ問題がのっているような問題集を買わないことです。それは仕上げにつかう演習書です。
  知らない公式や用語がたくさんある段階で問題の解き方を勉強してもわからないことだらけです。それだと解答丸々覚えない限りとけませんね。
  インプットをしないうちにアウトプットの練習をしても全く時間の無駄です。特に暗記科目。
  これを勉強しとけば解けたなあ、という説明がたくさんある参考書を選びましょう。

*1:解説があるものにしてくださいね

*2:教科書系か、例題解説系